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ホワイトバランス

曇っている日や室内で写真を撮影した場合、実際に見た色調と写真の色調が異なっていることがあります。この撮影シーンで異なる色調を調整するには、ホワイトバランスを調整するのが有効です。

光源によって白色の見え方が異なる

例えば、日中と夕方では、同じ太陽光でも、色調が違いますよね。日中は、白っぽいですが、夕方はオレンジ色になります。なので、同じ白いものをみても、日中なら真っ白に見えるけど、夕方はやや赤みがかった色に見えます。

室内なら、蛍光灯は寒色に見えますし、白熱灯なら暖色に見えますね。

これら光源の違いによって、出来上がった写真の色調が不自然になることがあります。この不自然さを解消するのにホワイトバランスを調整します。

ホワイトバランスの調整

私が使っているコンパクトデジカメの場合、オート、晴天、曇り、晴天下の日陰、白熱灯にホワイトバランスを調整することができます。

普段はオートにしておけば問題ないのですが、曇りの日は、写真が不自然な色調になることがあるので、そういったときは、ホワイトバランスを「曇り」に設定して撮影します。

ホワイトバランスの設定の違い

上の4枚の写真は、晴天の屋外で撮影したものです。なので、左上のホワイトバランスを「晴天」に合わせた写真が、最も見た目に近い色調となっています。

右下の「白熱灯」に設定して撮影した写真は、色が青すぎて、不自然ですね。

ホワイトバランスを「曇り」と「晴天下の日陰」に合わせた写真は、「晴天」と比較すると、やや赤色が鮮やかに写っています。

手動でホワイトバランスを調整する

光源の色調は、色温度で表されます。色温度は数値が小さいほど赤味が増し、大きいほど青味が増します。

日中の太陽光は、5,500K(ケルビン)ほどです。朝日や夕日は2,200K、白熱電球は2,500K、曇り空は6,500K、日陰は7,500Kほどです。

コンパクトデジカメの機種によっては、手動でホワイトバランスの数値を調整できるものがあるので、実際に見た色調に微調整することが可能です。また、撮りたい光源の下で白いものを写せば、適切なホワイトバランスに自動で調整してくれる機能が付いているものもあります。

ただ、ホワイトバランスの調整は割と難しいので、通常は、オートに設定しておけば、特に問題ありません。色調が明らかにおかしいと感じた時にホワイトバランスを調整すればよいでしょう。

持っていると便利

高倍率ズームのデジカメ

高倍率ズームのデジカメ

コンパクトデジカメ初心者が最もよく使う機能はズームです。できるだけ高倍率のズーム機能が付いているカメラを選んだ方が、撮影の幅が広がります。

ハードディスク

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撮影した写真の保存に便利なのがハードディスク。長年、写真を撮り続けていると膨大な枚数になるので、写真保存用におすすめ。バックアップとしても使えます。

プリンタ

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撮影した写真を自宅で印刷。友人に配る写真や年賀状の作成に便利。お店に行って印刷する手間も省けます。